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2021.06.29

老子とタオ〈32〉

老子『清浄経』第24章を紹介します。

【第二十四章 超 昇 品】

真常之道 悟者自得 得悟道者 常清静矣

この真常の道、真実にして無極なる本道は自らの力で得る他に術はない。兢兢として己が心を観、常に変わらざる不動の誠心こそが悟の道を見出すのである。深遠幽玄の道理を悟り徹す人だけが永遠に常清常静の域に至るのである。将にこれこそが真の不生不死の態である。修行者よ万事万物のいかなるものをも決して貪り求めてはならないのだ。

(『タオと宇宙原理』第七章 老子とタオ)