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2021.06.04

老子とタオ〈26〉

老子『清浄経』第18章を紹介します。

【第十八章 妄 心 品】

衆生所以不得真道者 為有妄心

衆生が真の道を得ることが出来ないのは、将に妄心有るがためである。常に六欲にてこの世の刺激を受け妄りなる発想にその生き方を任せてしまっては、どこに道を見出すことが出来ようか。何をもって生の根幹となし何をその目的となすかを先ず定めなければならない。常にその心に妄りなきかを問い、天の理法に添って生きなければならない。

(『タオと宇宙原理』第七章 老子とタオ)