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2021.05.30

老子とタオ〈25〉

老子『清浄経』第17章を紹介します。

【第十七章 道 徳 品】
上徳不徳 下徳執徳 執著之者 不明道徳
上徳の人は無心であり拘泥がないから自己の評価というものに何ら頓着しない。他人の反応を気にして生きることがない。下徳は常に物欲に執著し続けるため他の評判を気にし、周囲の顔に左右されてその止まる所を知らない。無為にして初めて道徳を解することが出来、有為にしては道徳の姿を見出すことすら出来ないのである。

(『タオと宇宙原理』第七章 老子とタオ)