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2021.05.16
老子とタオ〈21〉
老子『清浄経』第13章を紹介します。
【第十三章 真 道 品】
如此清静 漸入真道 既入真道 名為得道
このように清静無為になれれば漸次正しい道に至ることが出来る。すでに真道・正法を得れば名づけて「得道」即ち悟を得るとなす。これ解脱である。真道は凡夫の小知恵や才能でその奥を理解できない。心で領し意で会得して初めて得られるものである。真道は広義的には人身も成し、男精女血の交合により精は鉛、血は汞(こう、水銀)となって男女の別を産む。
(『タオと宇宙原理』第七章 老子とタオ)