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2020.12.03

老子とタオ〈16〉

老子『清浄経』第8章の続きを紹介します。

【第八章 三 尸 品】(続き)

 外相を外相として捉えて内相に入れることなくただその実相のみを心に止める。三毒とは三尸神(さんししん) であり玉枕関(ぎょくちんかん) 、夾脊関(きょうせきかん) 、尾閭関(びりょかん) に住し、順に上中下の焦善悪を管轄する。三関九竅を閉塞(へいそく)せし三尸九蟲(ちゅう)を滅し法輪を転ずる要がある。

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※三尸神(さんししん) 上尸(彭琚。道士の姿)、中尸(彭質。獣の姿)、下尸(彭矯。牛の頭をして人の足をもつ)の三つ。

※玉枕関(ぎょくちんかん) 後頭部に位置。

※夾脊関(きょうせきかん) 背中上部付近に位置。

※尾閭関(びりょかん)  尾骶骨付近に位置。

(『タオと宇宙原理』第七章 老子とタオ)