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2020.11.11

老子とタオ〈9〉

老子『清浄経』第3章を紹介します。

【第三章 太 極 品】

男清女濁 男動女静

 陽は清にして男であり、陰は濁にして女である。陽は動であり陰は静である。男は乾道に秉(よ)って体を成したから清であり動である。女は坤道に秉(よ)って体を成したから濁であり静である。男は十六で清陽が足り、女は十四で濁陰が降る。清陽が足るとは淫念の根の生ずるを意味し、濁陰が降るとは雑念の本に支配されることを指す。仙道にあっては降龍伏虎なる術をもってこれに当たり根治する。

(『タオと宇宙原理』第七章 老子とタオ)