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2020.10.18
『タオと宇宙原理』〈55〉第一章 量子仮説の大発見
hνこれをプランクの「量子仮説」という。すなわち飛び飛びのエネルギーの間隔はhνであり、hνという「エネルギーの塊」を単位としてエネルギーの受け渡しが行なわれるとしたのである。この「エネルギーの塊」を「量子」と名付け、ここから量子力学が誕生することになった。量子力学とは飛び飛びのエネルギーの塊を研究する学問ということになる。これは光のエネルギーを粒子の集まりと捉えたもので物理学にとって時代を画す大発見であった。電気のもとである電子も同様の原理であることが後に発見され、現代エレクトロニクスを支える基盤となっている。コンピュータ等多くの場面でこの発見が用いられており、いまやこれなくして社会は成立しない。未来を築く量子コンピュータは将にプランクのこの大発見が礎となったのである。
(『タオと宇宙原理』第一章 意識と科学 古代の叡智と量子仮説 量子仮説の大発見)