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2020.06.02
人の成長に欠かせない大自然の摂理
(一昨日、昨日に論じたエニアグラム「人間の9つのタイプ」について。詳細は、5月31日、6月1日のブログを参照頂きたい。)
これが分析のスタートラインなのだが、その意味するところは遥かに複雑である。このような親やここでは述べていないが兄弟等との関係が、大きく人格を決定することを私も経験上よく知るのである。人は例外なく親との葛藤を一生にわたって持ち続け、克服できない人は死ぬまで親を恨んでいるケースを私は多く知っている。その人たちにとっては人生は真に辛いものであり、いいおとながいつまで経っても親への恨みを語るのを聞かされるとき、彼らにとっての人生がいかに過酷であったか痛感させられるのである。
そこには、人が親になるということの教育の無さが指摘されていることでもあるのだ。子だけでなく親も苦しんでいるということである。
しかし、もし、すべての子が親の愛情とともに大自然の摂理に触れ、その法則性を学び得るならば、人びとは違うことのない生命原理に出遇い感動してそれを習得し、その力強さと厳しさと圧倒する優しさとを学ぶことができるだろうと思う。
人は生まれながらにして自然に癒され導かれるように思う。それこそが自然に根付いたところの人の正しい生き方のように私には思えるのである。その意味でいまの日本は明らかに誤った道を選択しているように思えてならない。
(『人生は残酷である』序章 幼児期に性格が決定する!)